富良野市山部の駅前にあるこの世界連邦平和都市宣言の塔はかなりレアなようである。
塔自体もレアであり宣言もまたレアであろう。
アメリカ合衆国のような連邦制が地球規模で敷かれれば世界から戦争がなくなり地球は平和になるだろうという思想なんだとこの看板を見て想像する。
まあいずれにしてもこの世界連邦平和宣言というのはマイナーではある。
私の知る限る大手のメディアで取り上げられることはなかった。
ネット調べたところ以下のような記事を発見。
北海道の世界連邦運動ということで以下の記述がある。
北海道における「世界連邦平和都市宣言」の第一号は、山部村(昭和30年)であった。
根室町、八雲町、砂川市、歌志内市、夕張市、赤平市、芦別市、沼田町、稚内市、倶知安町がそれに続いた。
その状況の中で、昭和35年(1960年)10月に第一回世界連邦北海道会議が山部村で開催され、世界連邦北海道連合会が結成された。
富良野市山部は過去には山部村として存在しており、その時には北海道の第一号ではあったが、山部村が消滅してしまったので、その栄誉も共に消滅してしまったのだろう。現在富良野市山部は北海道の発祥の地としてのみ存在する。
山部村はあまりにも時代の最先端を走りすぎた。
未来においてこの世界連邦という思想はきっと再びスポットライトを浴びるだろうと思う。