20年前の哲学の木を見て今は亡き哲学の木を哲学する

現在この木は存在していない。
この木を撮影する人のマナーがあまりにも悪かったためにオーナーが伐採したと聞く。
この木を有名にしたのは前田真三さんの写真だと思う。
樹形もいいし周りの風景もいいのでいずれ話題になったのかもしれないが。
頭をかしげて哲学をしているように見えるのでこの木が哲学の木と呼ばれるようになったと聞く。
一時期は何時ここを訪れても何人かは必ず撮影に来ていたと記憶する。
この木がなくなってからは当然のようにここに撮影に来る人はほぼゼロになった。
木がなくなってからここを数度訪れたが人の影は見られなかった。
一言で言えば有名になったがゆえにこの木は地上から消えた。
直接的原因はマナーの悪さではあるが。
この木を目当てに観光客が増えることは美瑛市にとってはメリットであったが、オーナーにとってはデメリットでしかなかったということだろう。

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